SALVATORE FERRAGAMO THE ART OF THE SHOE
About the book
イタリアの有名シューデザイナー SALVATORE FERRAGAMO(サルバトーレ・フェラガモ)生誕100周年を記念して刊行された一冊です。天才フェラガモがつくる華麗なる靴が195点掲載されています。
Designer’s review
サルバトーレ・フェラガモ(1898年-1960年、イタリア・カンパニア州生まれ)は、イタリアを代表するシューデザイナーであり靴職人です。はじめて靴をつくったのは9歳の時で、11歳で自宅で靴屋を開業したと言われています。その後15歳でアメリカへ渡り、南カリフォルニア大学で解剖学を学び、足を痛めることのない靴を製作する技術を身につけました。カリフォルニアでは映画の衣装を製作したり、ハリウッド俳優を顧客に靴を製作し、彼のつくるシューズは、マリリン・モンローやオードリー・ヘップバーンなどの著名俳優に愛され、フェラガモは「スターの靴職人」として一躍有名となります。その後1927年にイタリアに帰国し、フィレンツェでサルバトーレ・フェラガモというメゾンを開業しました。フェラガモは、ナイロン製の糸をアッパーに施した「見えない靴」や、ウェッジヒールやプラットフォームのソール、コルクヒールなど様々なスタイルを発明し製作。その後のシューズ文化に多大な影響を与えた唯一無二のシューズデザイナーです。
この本は、私と姉がシューズブランドをはじめた時に親戚のおじさまにいただいたものと同じものです。サルバトーレ・フェラガモという有名なシューズデザイナーであり靴職人が、長い間をかけてうみだした代表作が惜しみなく掲載されています。今見ても美しく、お洒落なシューズがたくさんで、心底驚きます(古いものは100年以上も前のデザインです)。 良いデザインは時を経ても廃らないのだな、ということを再確認させてくれる本です。
特にわたしは、フェラガモの素材の使い方や色彩の配し方に強く影響を受けました。この本は、シューズデザイナーを目指す人の教科書になるような、良いシューズデザインを知るきっかけになる本だと思っています。眼福な195点のシューズが拝めるので、シューズデザイナーを目指していなくても、シューズ好きな方にも勿論おすすめの一冊です!こんな素晴らしい本が、このお値段でよいのでしょうか。笑
手に取りやすい価格なので、シューズ好きな方にぜひお家へ迎えていただきたいです。
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著者:ステファニア リッチ
出版社:講談社
発行年: 1998年
製本:ハードカバー
貢数:239頁
サイズ:230 × 286 mm
状態:中古、表紙に傷や汚れ、破れあり、中身は良好
※ 本革を使用しているため、革の表面にキズ、色むら、こすれ、黒点、トラ(動物本来のシワ)などが見られる場合がございます。天然素材の特性として予めご理解くださいませ。
※ お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。
※ 踵に小さな穴が見られる場合がございますが、靴づくりの過程で足入れにばらつきが出ないように、職人がアッパーを木型に固定する際につくものです。こちらの穴は不良ではございませんので予めご理解くださいませ。