THE BAUHAUS
About the book
建築や陶芸、テキスタイルデザインやグラフィックデザイン、家具デザインなど、さまざまな分野へ影響を与えたドイツの美術学校Bauhaus(バウハウス)の代表的な作品や業績をまとめて見られる一冊。
Designer’s review
バウハウスとは、第一次世界大戦後にドイツ中部にあるワイマール共和国に設立されたデザインや工芸、写真や建築などを総合的に教えていた美術学校のことです。その歴史は、1919年から1933年の間の14年間と短いにも関わらず、功績は大きく、いまでも世界中のデザインや建築など、さまざなま分野に多大な影響を与え続けています。バウハウスでは、合理主義的考えを重視し、「Form follows function」(形態は機能に従う)という方針で、機能優先のデザインを教えていました。それは、モダニズム的考えとされ、今でもモダンデザインの理念として伝え続けられています。
わたしは高校生の頃にバウハウスの代表的人物ワシリー・カンディンスキーのポスターを見たのがきっかけで、バウハウスに興味を抱くようになりました。その頃はカンディンスキーの名前を知らなかったのですが、なんてカッコいいデザインなんだ!と衝撃を受けたのを覚えています。視覚的に何かを伝えることに魅力を感じ、その後、大学へ入りヴィジュアル・コミュニケーションを勉強しました。日本の大学でも、アメリカの大学院でも、バウハウスは常にそばにあり、わたしのデザイナー人生に大きな影響を与えています。
この本は、カンディンスキーのポスターからデッサウ移転後のバウハウスの校舎の建築、ヨーゼフ・アルバスの絵画やマルセル・ブロイヤーの椅子についてまで、さまざまな作品が掲載されています。いかに私がバウハウスに影響を受けているのか、HALLにセレクトしている本を見ても明らかですね。笑
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著者:Doreen Ehrlich
出版社:Magna Books
発行年: 1991年
製本:ハードカバー
貢数: 176頁
サイズ:270 × 369 mm
状態:中古、表紙に汚れやスレ、破れあり、中身は良好
※ 本革を使用しているため、革の表面にキズ、色むら、こすれ、黒点、トラ(動物本来のシワ)などが見られる場合がございます。天然素材の特性として予めご理解くださいませ。
※ お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。
※ 踵に小さな穴が見られる場合がございますが、靴づくりの過程で足入れにばらつきが出ないように、職人がアッパーを木型に固定する際につくものです。こちらの穴は不良ではございませんので予めご理解くださいませ。